お知らせ

2023/03/07

みらいのおねんど教室×INSECT LAND、参加者募集&かえで先生インタビュー

3D制作で作った作品を3Dプリンターで出力してプレゼント!
みらいのおねんど教室さんとのオンラインコラボワークショップを開催します。

講師のかえで先生は現役でご活躍されているプロの生物専門3DCGアーティスト。特に3Dに興味があるお子さまは、お見逃しなく!

【概要】
約2時間のオンライン講座
パソコンを使ってINSECT MARKETのエデンをデジタルねんど(Zbrush)で制作。
作ったエデンは3Dプリンターで出力して後日プレゼントします。
Zbrushとは、プロのアーティストが使う3D制作ツール。
遠隔操作でご自宅のパソコンから教室のパソコンを動かしますので、ツールの購入などは不要です。

【開催日時】
2023年4月16(日)13:00〜15:00

【対象年齢】
小学生〜
※パソコン操作が不安なお子様は保護者同伴で参加してください。

【会場】
オンラインでの開催となります
※ZoomとAnyDeskを使用する為PCとZoomを接続するデバイスが別々に必要です。

【参加費用】
6,400円(税込)

【定員】
先着8組
※一家族一組となります
※ごきょうだいの場合は一緒にご参加ください

その他、詳細については申込みページにてご確認ください


SonoSaki【みらいのおねんど教室】
創造力で未来を開拓する力を身につける
みらいのおねんど教室は、3DCG×テクノロジーを活用したデジタルものづくりを通じて、子どもたちが自ら考え、形づくりながら創造力や理論的思考力、空間認識能力を育むことが出来る教室です。
https://sono-saki.jp/


みらいのおねんど教室
かえで先生インタビュー

戸田かえで先生
デジタル彫刻家、3DCGアーティスト

国立科学博物館の企画展など、国内外企業向け3DCG制作の他、自主制作を行う現役デジタル彫刻家、3DCGアーティスト。
大手飲料メーカーや大手自動車メーカー、装飾品メーカーなどの企業向け講師、CG系専門学校の常勤講師・外部講師を務める。

かえで先生のお仕事を教えてください。

私は生物専門の3DCGのデジタル彫刻家としてお仕事をしています。
恐竜や動物など様々な生き物のCGを作っています。
またそのCG技術を生かして、子どもから大人まで3D制作を教える先生もしています。

なぜそのお仕事を始めたのでしょうか。

元々生き物が凄く好きでした。
ある時生物専門の3DCGのデジタル彫刻家のお仕事を知り、これは絶対にやりたいと思いすぐに始めました。
自分自身が3DCGと出会い世界が広がり人生が変わったので、子ども達にも学んでもらいたいと思い教えることをお仕事にしました。

何歳くらいの時に始められたのでしょうか。

CGは25歳ぐらいの時に始めました。
お仕事でプロとしてはまだ3、4年で業界ではまだまだひよっ子です。

3DCGで生き物を上手に作るポイントを教えてください。

技術というよりも、とにかく観察することがすごく大切です。
私自身も一つの生き物を作る時は、たくさんの資料や、写真を数百枚集めてまずはじっくりと観察をします。
さらに映像を見てどういう動きをするのかを観察したり、生態を研究したり、実際に動物園に見に行くこともあります。

パソコンで何かを作るというのは難しくなかったのでしょうか。

最初は難しいなという気持ちがありましたが、とにかく作りたいというワクワクした気持ちの方が強くて、そのワクワクをずっと続けていたら今の生物専門のデジタルアーティストになっていました。

3DCGでものづくりをすることでどんな力が身に付くのでしょうか。

デジタルに触れることによって、新しい技術に触れることはもちろんのこと、3Dに関しては物を立体的に見ていくので空間認識能力が培われます。
また新しい発見をどんどんしていくことで、もっと見てみたい、もっと知りたいと、色々なものに興味を示すようになると思います。

何をするにも能力のベースとしておすすめできそうですね。

私自身デジタルを始めてから、もともとすごく機械音痴だったのですが、パソコンについても詳しくなり一層幅が広がりました。
色々なところに興味を示すというのは自分の体感でもあります。

完成まで何ヶ月もかかったという、化石ハンター展のチベットケサイを拝見しました。
1つの生き物を長期に渡り観察し続けていると何か変化はありますか?

実は元々サイ類にそこまで興味がありませんでした。
お仕事をいただいた時にケサイを作って欲しいと言われた時は、そこまで詳しくなかったので不安な気持ちが先行してしまいました。
でも実際にお仕事をして、一年間ほど制作が続くなかで、研究者の先生の色々な論文を読んだり、実際に化石を見に行ったり、サイを見に行ったりしていたら、今ではすっかり一番サイに興味が出てきてしまっています。

長く観察することで、特別なものになっていくことも多いのですね。

現代で生きてるサイは五種類なのですが、写真を見ただけでサイの種類が分かるようになるくらい凄く好きになりました。

先生の好きな昆虫を教えてください。

生物専門の仕事をしていると、よく好きな生き物を聞かれるのですが、一番はお答えできないと言っています。
一つのものにとらわれるより、自分の中でどんどん視野を広げたいと思っています。
また現代に限らず、カンブリア紀に至るまでの全ての生き物が好きです。

ちなみに今ハマっている昆虫は「リンゴドクガ」です。
別名プードル蛾と呼ばれているくらい、毛がモフモフしていて可愛いんです。

最後に子ども達にメッセージをお願いします

色々なことを知ることで、知識を得たり、より興味が湧くことがでてくると思います。
調べ学習をすることは、自分の知識に繋がる、将来の可能性を広げる大切な学びです。
ぜひ色々なことに興味を持ってチャレンジしてみてください。

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